教育交流会

平成29年度

詳細は福井大学グローバルキャンパスHPからご覧ください。

2017FMHS インテンシブコース

7 月 22 日(土)開講式 第 1 回インテンシブコース

理系研究者や医者を目指す、福井県内外の高校生61名が出席しました。 開講式では、FMHS校長の上田孝典副学長からの挨拶で、未来の科学者たちに大いに期待するとの応援の言葉がありました。また、FMHS教頭からは「高い視点からものごとをみる」ことの重要性が語られました。 続いて、受講生代表が英語のスピーチを行い、科学の道に進む熱い心を語りました。講義では、上田副学長が「臨床医からみたヒトと医学」と題した基礎講義を、女性研究者講義では、女性研究者のキャリア形成についてもテーマのひとつとして語られました。

7 月 29 日(土)第 2 回インテンシブコース

今回は、午前中の、基礎英語演習「英語で科学」に続き、基礎講義の「がんの科学」・「神経細胞の生物学」・「生物学の基礎」が行われました。午後は、基礎実験実習「細胞の構造について」が行われました。

8 月 5 日(土)第 3 回インテンシブコース

午前の講義では、グループに分かれて基礎英語演習「英語論文の構成」を学び、また女性研究者講義「生命医科学と研究倫理」が行われました。続いて基礎講義「神経系のはたらきと構造」を基に、午後は「脳とニューロンの観察」実習を行い、詳細なスケッチを描いたりしました。

8 月 10 日(木)理化学研究所研修(神戸)

神戸の「理化学研究所」での研修に、44名の受講生が参加しました。多細胞システム形成研究センターにて、染色体分配研究チームリーダーの北島智也先生と、発生エピジェネティクス研究チームリーダーの平谷伊智朗先生から最新の研究に関する講義を受け、研究室や施設の見学を行いました。

8 月 19 日(土)第 4 回インテンシブコース

今回の会場は「白翁会ホール」で、いつもと違う雰囲気で講義が行われました。講義では工学部の先生による「バイオ工学と生命計測」・「脳発生の科学」について学びました。「心臓機能の科学」の講義に続き「心臓機能の実習」を行い、モルモットやヒトの心電図を測定することにより、心臓拍動調節メカニズムや心電図波形を学びました。

8 月 26 日(土)第 5 回インテンシブコース

1・2限目は、県立大学の先生による「ゲノム科学と品種改良」の講義でした。身近なトピックスから今後避けては通れない社会全般に係るテーマまで、深い内容をわかりやすく解説していただきました。続く講義「感染と免疫」・午後の「細菌学実習」では、顕微鏡の操作方法を学び、グラム染色を行った後に様々な細菌の姿や特徴を観察しました。

9 月 23 日(祝土)第 6 回インテンシブコース

1限目は、工学部の先生による講義「工学から染色体を探る」でエピジェネティクスについて学びました。続いて「生命医科学における動物実験」・「放射線の生命医科学応用」について講義を受けた後、午後の実習では、「マウスの初期胚の操作」や「電子顕微鏡を使った超微細構造の観察」など5つの実習班に分かれて、少人数での実習が行われました。 また、「高エネルギー医学研究センター」で、最新の医療機器を見学し、説明を受けました。

10 月 21 日(土)第 7 回インテンシブコース

1限目は、アドバンストコースの説明とラボ紹介があり、その後、10月7日~8日に東京で開催された全国受講生研究発表会の報告会がありました。2限目と3限目は、若手研究者講義として現役の大学生からの講義があり、高校時代を振り返りながら、大学での生活、将来の展望などの話を聞くことが出来、受講生らは大学での研究の期待が高まりました。午後からは、医学部の若手研究者の先生から、米国大学での経験談とキャリアパスについての講義を受けました。休憩を挟み、インテンシブコースの受講生仲間が、現在高校で行っている研究や興味のある事についてのプレゼンテーションとグループ討論を行いました。

11 月 3 日(祝金)第 8 回インテンシブコース

午前中は、「遺伝情報の理解」と「医科学における創薬」の講義がありました。遺伝情報の革新的な技術や臨床医療を支える創薬研究の進歩についての講義にとても興味が沸きました。その後、分子遺伝学の講義と実習があり、DNAを用いたPCRの実習を通して遺伝子を解析する手法を学びました。

12 月 9 日(土)第 9 回インテンシブコース

1・2限目は、東京大学の先生による特別講義がありました。「獣医学における病態研究」というテーマで、獣医学の魅力と医学への貢献を目指す病態研究を、わかりやすく講義して頂きました。3限目は、女性研究者による講義があり、「こころの科学」をテーマとして、子どもの健全な成長や発達を支えるための脳科学を学びました。午後からの実習は、ラットを用いた臓器の観察を行いました。

12 月 23 日(土)~24 日(日)大阪大学研修(大阪)

31名の受講生が、1泊2日の行程で大阪大学での研修に参加しました。1日目は、「蛋白質研究所」で、最先端講義を受け、動物細胞の分裂をリアルタイムで観察しました。2日目は、午前中に医学部の先生から脳や老年医学についての講義を受けました。午後からは、外国人研究者と英語によるラウンドテーブルを行い、研究内容や日本での生活について話し合いました。貴重な体験をし、有意義な研修を受けることが出来ました。

3 月 28 日(水)成果発表会(インテンシブコース・アドバンストコース合同)

3月28日に成果発表会が行われ、インテンシブコース受講生はポスター発表により、これまでに取り組んだ医学や生物学などの研究成果を披露しました。32題のポスター発表があり、受講生は自分たちの研究について熱く説明をしました。ポスター発表をすることにより、自分の発表を他の人に説明することの難しさや、いろいろな発表を聞けることの楽しさを学びました。アドバンストコース受講生は、グローバルな研究活動を展開しているラボに所属し、国際学会や海外大学研修での発表等をめざして頑張ってきました。第2期アドバンスト受講生は英語による口頭発表と英語のポスター発表、第3期アドバンスト受講生はポスター発表を行いました。どの受講生も、自信に満ちあふれた発表を行い、日頃の努力の成果が表れていました。また、国際学会、カンザス大学研修の報告も行われました。最後に、受講生のこれまでの長きにわたる活動への取り組みと研究者としての成長を評価し、第3期インテンシブコース受講生には「フューチャーサイエンティスト」の称号を、第2期アドバンストコース受講生には「フューチャーグローバルサイエンティスト」の称号が付与され、2017年度FMHSのカリキュラムを修了しました。

 

2017FMHS アドバンストコース

基本の日程について

日 程 : 土日や夏休み・冬休み・春休みを中心活動。活動時間はラボごとに異なります。
期 間 : 第2期生 2017年1月~2018年3月
      第3期生 2017年11月~2019年3月
場 所 : 福井大学松岡キャンパス(医学部)あるいは文京キャンパス(工学部)

10 月 7 日(土)~8 日(日)全国受講生研究発表会

JST(科学技術振興機構)主催の全国受講生研究発表会が東京で開催されました。全国のグローバルサイエンスキャンパス受講生の代表が一同に集い、日頃の研究成果を発表し交流を行いました。全国の受講生と先生方との研究交流を通し、ともに研究を志す仲間としての連帯感が増し、多くのことを学び、たくさんの刺激をもらえました。

11 月 6 日(月)~11 日(土)国際学会(カナダ・トロント)

Cardiac Physiome Conference に、第 2 期アドバンストコース受講生1名が参加しました。国際学会に参加したことで、視野が広がり、いろんな人と交流が出来、とても価値のある経験になったようです。また、英語が必要だということを再認識したそうです。

12 月 2 日(土)~7 日(木)国際学会(アメリカ・フィラデルフィア)

The American Society for Cell Biology 2017 に、第2期アドバンストコース受講生1名が参加しました。ポスター発表の直前まで何度も練習を重ね、本番では英語がスラスラと出てきたそうです。また、相手の顔を見て話す余裕もうまれ、とても充実したポスター発表が出来たそうです。大変貴重な体験となり、とても喜んでいました。

12 月 9 日(土)国内学会(神戸)

ConBio2017 日本分子生物学会に、第2期アドバンストコース受講生6名とOB2名が参加し、ポスター発表と口頭発表をしました。初めて、学会に参加した受講生は、全く知らない人たちに自分たちの研究内容をわかりやすく伝えることの大変さを実感したようです。また、様々な研究発表を聞くことにより、良い刺激を受けたようです。

3 月 17 日(土)~24 日(土)海外研修(アメリカ・カンザス大学)

アメリカカンザス大学で行われた海外研修に、第2期アドバンストコース受講生12名が参加しました。研修参加者は渡航前に3回にわたる事前研修を受け、アメリカに出発しました。カンザス大学では、6つのラボに分かれて実習を行い、最終日に実習内容のプレゼンを行いました。短い期間の研修でしたが、参加者にとっては、海外の大学のラボで研究し発表をするという貴重な体験や、カンザス大学の皆さんとの交流を通して、かけがえのない充実した時間を過ごし、将来の夢に一歩近づいたようです。

3 月 28 日(水)成果発表会(インテンシブコース・アドバンストコース合同)

※上記インテンシブコースの活動報告をご覧ください。

 

│ 2022年3月23日 │